今年もダイコン水耕栽培始めました
今日の天気は、もう冬が近づいていることを実感させるものでした。日中でも気温があまり上がらず、少し厚手のポロシャツに着替えて庭仕事をしていました。
さて、9月23日に種まきしたダイコンですが、これまで順調に育っています。品種は「三太郎」で、タキイ種苗が開発した短形のダイコンです。家庭菜園に適した品種として人気があります。私は野菜用50cmプランターで栽培しているので、ミニダイコンより少し大きく普通のダイコンより短めなこの品種を選びました。
「三太郎」について知りたいという方はこちらのリンクを参照してください。
1、プランターの土に播種
まずは土耕栽培で、プランターに種を蒔いてスタートします。種まきから水耕栽培という方法もありますが、今年は昨年と同じ方法で行うことにしました。
野菜用50cmプランターの6か所に、それぞれ3粒ずつ種を蒔きました。




ダイコンは発芽率が高いと思いますが、種の有効期限は守った方が安心です。また、防虫ネットも忘れずにかけておきましょう。
2、ハエの発生
防虫ネットをかけていたので、虫の被害はないと思っていましたが、ある日ネットの中に1cmほどのハエを5~6匹見つけました。すぐに処置しましたが、翌日も同様に発生。おそらく、栽培に使っている土に蛹などが含まれていたのではないかと考えています。
数日後、今度は小バエが発生、卵を産む前にと思いこれも早急に駆除しました。


3、水耕栽培の開始
ダイコンの間引き菜を活用します。通常、間引き菜は味噌汁や白和え、炒め物などに使われることが多いですよね。
ここでは、その間引き菜をそのまま栽培容器(プランター)に入れて、水耕栽培を行います。間引きをするときにはなるべく根を傷つけないように丁寧に抜いていますが、栽培初期は、少し生育が遅れている印象です。
間引き菜は、本葉が4~5枚のときに抜いてみましたが、もう少し大きくしてからの方がいいのか、ここは今後の試行錯誤が必要ですね。
また、水耕栽培の苗作りに特化するのであれば、1か所に1粒ずつ種まきし、土を付けたまま掘り上げて土を洗い流し、栽培容器に入れる方法が良いと思います。
4、水耕栽培の準備(野菜全般に共通の準備です。代用品可)
・栽培容器:プランターやコンテナなど
・ダイコンが大きくなったときに支えるもの(メッシュパネルを加工)
・濃縮液体肥料(ハイポニカ、微粉ハイポネックス、OATハウスなど)
・エアレーション(エアポンプ、エアチューブ、エアストーン)
・フタになるもの:厚手の銀マットに直径7cmの穴を開けたもの。これは、
「極厚15mmマット1000」などの名称で市販されています。
もちろん、これ以外の材質のものでもOKです。
・防虫ネット150cm×150cm程度
・アーチ支柱2本(トンネル支柱とも呼ばれます)
・ネットをプランターに止めるゴム紐(自転車用ゴムロープを使用しています)
以上は見て頂く方が分かりやすいと思いますので、続けて写真を載せますね。
5、栽培の手順
①プランターに水と、成長後の支えになるメッシュパネルを入れます。

②水のEC値は166μS/cm、その中に甘露杓子(15cc)3杯の濃縮液体肥料を入れます。
これでEC値は1500μS/cmくらいになります。



③エアレーションします。

④落とし蓋のように、6か所に穴を開けた銀マットをプランターの上に載せます。
次に、大根を挟み込むための加工をした銀マットを乗せます。これは余っていた銀マットの切れ端で作りました。



⑤間引き菜を加工した銀マットに挟み込みます。根は5~10cm程度です。

⑥防虫ネットをかぶせて完了です。
防虫ネットは、洗濯ばさみと自転車用ゴムロープで止めておきます。

6、今後の留意点
栽培初期、日中に葉がしおれた場合、遮光ネットなどをかけるとよいと思います。
葉が順調に成長しているのが見られたら、水と液肥の追加を行っていきます。ダイコ ンが少しずつ肥大していくので、それに合わせて銀マットを調整します。
葉にアブラムシがついていないか、また葉に穴が空いていないかを時々点検することも大切です。
☆最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
【小さな庭時間】
